滋賀レイクスターズのヘンリー・ウォーカー カンザスステートからNBA入りしたジャーニーマンがフィリピンから日本へ

投稿 2019年2月4日 更新 2020年3月5日

2019年2月11日、Bリーグの滋賀レイクスターズにヘンリー・ウォーカー(Henry Walker)選手が加入することが発表されました。



身長198cm、体重100kg、ポジションはスモールフォワードでガードでもプレーできるようです。そんなヘンリー・ウォーカー選手の経歴についてまとめてみたいと思います。


エリート高校生としてカンザスステート大に進学


ウエストバージニア州のハンティントンという街で生まれ育ち、ノースカロライナ州の高校ではO.J.Mayoとともにチームを州チャンピオンに導く活躍を見せました。

後にNBAプレーヤーとなるウォーカーとMayoは同じハンティントンの街で育った友人だったみたいです。高校時代にアメフトをプレーしていたウォーカーをバスケに誘ったのがMayoだったそう。今でも友情は続いているようで、Mayoが薬物違反で出場停止になったときに復活を信じるコメントを出したりもしています。

👉Bill Walker believes childhood friend OJ Mayo can rise again after NBA doping ban

その年のナンバーワンとも言われていたMayoと並び、同い年の選手の中で7番目という高い評価を受けたウォーカーは、多くの大学から奨学金のオファーを受けます。

👉そのときのヘンリー・ウォーカーの情報はこちら

この頃はビル・ウォーカーと名乗っていたようですね。ビル・ヘンリー・ウォーカーがフルネームで、現在はミドルネームのヘンリーを使用してヘンリー・ウォーカーと名乗っているようです。

ウォーカーと同い年の選手にはジェームス・ハーデン、デリク・ローズ、ケビン・ラブ、マイケル・ビーズリー、ディアンドレ・ジョーダン、ブレーク・グリフィンなどがいて、ヘンリー・ウォーカーは彼らとともに5つ星という高い評価を勝ち取っていました。

非常に高い身体能力とスキルを兼ね備えた選手で、一部ではレブロン・ジェームズ以来の逸材などという評価も受けていたようです。

👉BILL WALKER GRADUATES, QUALIFIES; HEADED TO KSU

数多くのオファーの中からウォーカーはカンザスステートを選びました。カンザス州にはカンザス大学とカンザスステート大学があって、どちらもバスケの強豪です。ややこしいですが、ウォーカーが選んだのはステートが付く方。この年はカンザスステートがリクルートに成功して、マイケル・ビーズリーとウォーカーという2人の5つ星を射止めています。

詳細は不明ですが、高校でのプレー資格を半年早く失ったウォーカーは大学にも半年早く入学して、すぐにプレーを開始します。そのシーズンは膝の怪我ですぐに終わってしまいましたが、翌シーズン、まだ1年生という扱いで同期のビーズリーとともに活躍してチームをNCAAトーナメントに導きました。

トーナメントでは1回戦で友人のMayoのいたUSCを下すも、2回戦でウィスコンシンに敗れて姿を消しました。この年は同州のライバルであるカンザス大学が優勝しています。

この頃のウォーカーのプレーぶりが分かる動画があったので貼っておきます。切り込んでダンク決めまくるタイプの選手だったようですね。




NBAで4シーズンを過ごしたあとジャーニーマンに


同期のビーズリーとともに1年で大学を中退してNBAドラフトにエントリーします。ウォーカーの場合、厳密に言うと1年半だったかもしれませんが、"one and done"と言われる、1年でプロ入りを果たすバスケエリートの証です。

プロのスカウト達からの評価も高く、ドラフトでも一巡目の早い段階で指名されることが確実視されていたウォーカーでしたが、ドラフト直前の練習中に膝を怪我。高校時代、大学時代に続いて3回目の怪我で、ドラフト直前であったことから評価を落とし、二巡目の全体47位という順位までスリップしてしまいました。怪我してても指名されたのは、それはそれですごいことですけどね。

この年のドラフトではデリク・ローズが全体1位、ウォーカーのチームメートだったビーズリーが2位で指名されています。他にもケビン・ラブとラッセル・ウエストブルックのUCLAコンビなども。

同い年のハーデンやグリフィンは怪我もあってこの年は大学に残り、翌年プロ入りしました。ウォーカーはこの時点では彼らに先行していたわけです。

ドラフトでウォーカーを指名したのはワシントン・ウィザーズでしたが、直後にボストン・セルティックスにトレードされ、ボストンでプロとしてのキャリアを歩み始めます。

ボストンでは主にDリーグ(現在のGリーグ)で過ごしつつ、NBAでも37試合に出場しました。

2年目の途中でニューヨーク・ニックスにトレードされると、そこではスターターも務めるなど活躍し、3シーズンで120試合に出場しています。

この時代のウォーカーのプレーぶりが分かる動画も貼っておきます。”スカイ”ウォーカーなんてタイトルが付いていて、NBAでもダンクしまくりだったことが伺えます。それなのにドライブもできるし3ポイントも打てる。万能の選手って感じですね。




ニックスとの契約が3年で終了すると、そのあとはベネズエラ、フィリピン、クロアチアなどでプレー。途中でマイアミ・ヒートと契約して少しだけNBAに復帰もしましたが(このときにビーズリーと再びチームメートになっています)、クリス・ボッシュの病気の穴埋めのためだったため、ボッシュ復帰とともに契約が切れ、直近はフィリピンでプレーしていました。

最近のフィリピンでのプレーぶりが分かる動画も発見したので貼っておきます。ダンクこそなりを潜めましたが、キレのあるドライブと3ポイントの精度はさすがという感じ。



レブロン・ジェームスと比較されていた高校・大学時代と比べると地味なキャリアになってしまった感は否めませんが、それでもNBAで通算181試合に出場している選手。Bリーグにいる外国人選手の中でも実績では上位と言えると思います。

怪我の影響は大きかったのでしょうね。あと、19歳の時点ではプロの世界でやっていく精神的な準備ができていなかったとも後に語っています。

👉Miami Heat’s Henry Walker says basketball saved him

上の記事を読むと、かなり治安の悪い地域で育ったみたいですね。パーティに誘われたけどバスケに集中するために断ったら、そのパーティに行った友達が殺されたり、小さい頃に父親が失踪して母親と妹と育ったり、なかなかハードな環境で育ったようです。


滋賀の救世主に…そして2019-20シーズンも残留


2018-19シーズンの終盤に滋賀レイクスターズに加わったウォーカー。17試合に先発出場すると、1試合あたり37分03秒の出場時間で21.5得点をあげる活躍を見せ、チームのB1残留に大きく貢献しました。

さらにシーズン終了直後に滋賀との契約延長を発表。2019-20シーズンはここまで25試合に先発出場して1試合あたり32分44秒の出場時間で15.9得点をあげています。数字的には昨シーズンより落ちています。コンディション不良による欠場があったように、順調とは言えないシーズンになっているのかもしれません。

でも現時点で滋賀は西地区3位。チーム力が上がったことやジェフ・エアーズの加入でウォーカーへの依存度が下がったことも要因かもしれないですね。アシストが平均4.6から5.6に増えているように、周りを活かすプレーも増えています。コンディションさえ万全ならBリーグにいる外国籍選手の中でも別格とも言えるぐらい上手い選手。これからも楽しみです。





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👉カテゴリー:サンロッカーズ・Bリーグ

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