ヤクルトスワローズの川島亮 新人王を獲得したガラスのエース 現在はチームのマネージャー

投稿 2018年8月31日 更新 2019年7月14日

東京ヤクルトスワローズで活躍した川島亮について。


プロ入り前


1981年生まれの千葉県出身。千葉経済大学附属高校から八戸大学に進み、そこで才能が開花。自由獲得枠でスワローズに入団します。

出身が千葉ということからロッテファンだったそうで、もともとは自由獲得枠でロッテ入りが予定されていたみたいです。

ところが大学在学中に川島が肩を故障。ロッテが一歩引いたのに対して変わらずラブコールを送り続けたスワローズに気持ちが傾き、最終的にスワローズへの入団を選んだという経緯のようです。

当時スカウトだった小田さんのインタビューを読むと、「リスクを承知で指名した」とあったので、故障を抱えていることを承知の上での指名だった模様。結局ロッテは川崎工業高校の内竜也を1位で指名しています。

ドラフトの同期には青木宣親や佐藤賢がいます。その年のドラフトでは、ジャイアンツが自由獲得枠で指名した内海(東京ガス)、タイガースが自由獲得枠で指名した鳥谷(早稲田)あたりが目玉だったでしょうか。川島、青木と新人王を獲得した選手が2人出たスワローズのこの年のドラフトは結果として大成功でしたね。


新人王獲得


さて、即戦力の期待を背負ってプロ生活を始めた川島は、その期待に見事に応え、1年目からローテーションに入ってフル回転。10勝4敗で防御率3.17という結果を残し、新人王に輝きます。

当時はいわゆる「飛ぶボール」が使われていて投手には厳しかった時代。ホームラン30本超えの打者がゴロゴロいて、対照的に防御率ランキングは1位の上原が2.60、2位の山本昌が3.15で3位が川島です。4位は川上憲伸(3.32)、5位は井川慶(3.73)。スワローズだと石川が4.35でリーグ10位でした。その年の石川はこの防御率でも11勝11敗という成績です。まさに打高投低って感じですね。

川島は翌年も防御率2.81と良い数字を残します。怪我の影響と打線の援護に恵まれなかったこともあって9勝10敗に終わり、規定投球回数に達しなかったため記録にも残っていませんが、防御率は三浦大輔(2.52)に次ぐ良い数字です。

他にはカープの黒田が3.17、ジャイアンツの上原が3.31でした。この年のスワローズでは石川、館山、藤井がそれぞれ10勝をあげていますが、3人とも防御率は川島よりだいぶ悪かったんですよね。あとはガトームソンとゴンザレスが主にローテーションを担っていました。懐かしい名前だ。

川島と防御率ランキングを争った顔ぶれを見ると、上原、井川、山本昌、三浦大輔、黒田博樹、川上憲伸とレジェンド級の投手がズラリ。この頃の川島がいかに優れた投手だったか分かろうというものです。怪我さえなければメジャーで活躍しててもおかしくなかったんじゃないかな。

この頃の川島が投げるストレートが見ていて気持ちよくて好きでした。バッターの手元で伸びるようなストレートがコースにスパッと決まって。球速は150キロを超えなかったと思うんですが、数字よりもはるかに速く見えて、キレのいいストレートとはこういうものかって思ったのを覚えています。そこ頃の川島のピッチングの動画があったので貼っておきましょう。




今見てもすごい球を投げてますよね。藤井、石川、館山に加えて川島も出てきて、リリーフには五十嵐と石井弘寿がいて、このチームは投手王国になってしまうんじゃないかなんて期待までしていました。


引退して現在はスワローズのマネージャー


順調にプロ生活のスタートを切ったかに見えた川島でしたが、2年目シーズンの終わりに肩痛を再発させると、3年目、4年目はそれぞれ2勝、4勝に終わります。4年目の終わりに肩のクリーニング手術をすると、5年目は20試合に先発するところまで回復しましたが、7勝9敗で防御率4.70という成績に。良かった頃とは投げている球が全然違ってましたね。

あとはどんどん投げられなくなり、8年目の終わりに金銭トレードで楽天に移籍しますが、楽天では一軍で投げる機会がないまま1年で戦力外に。トライアウトを受けるも獲得する球団はなく引退を余儀なくされます。

引退後はスワローズに戻り、以来ずっとスワローズのマネージャーを務めています。マネージャーって何をするんでしょうね。2017年のキャンプ中にインフルエンザに罹って話題になっていましたが…。怪我を承知で獲得した選手なので、引退後もチームで面倒を見る約束でもあったのかもしれません。楽天への移籍も温情に近かった気がしますしね。

素晴らしい才能を持った投手でしたが、プロの舞台でその才能を発揮できたのは最初の2年間だけでした。上にも書いた通り、メジャーに行ってもおかしくないレベルの数字を残していたわけで、本当に怪我が悔やまれます。まあ、大学時代に怪我をしていなかったらスワローズには入団していなかったのでしょうけど。

というわけで、輝いた期間は短いものでしたが、ファンの記憶にはずっと残る選手だと思います。少なくとも僕は、川島亮のストレートを忘れることはないでしょう。それぐらい鮮やかな光を放っていました。新人のときから自腹で年間シートを購入して「川島シート」を作り、障害のある子どもたちを招待していたり、人柄も優れたものだったようです。

引退で更新が止まっていますし、そもそも記事数が少ない(5記事)ですが、本人のブログが残っていたのでリンクを貼っておきます。

👉川島亮オフィシャルブログ


表舞台で輝くことはもうないのでしょうが、今でもスワローズの一員として頑張っている川島。これからもチームを支えていてくれたらいいなと思います。何をしているのかは不明ですが。今こそブログ書いていろいろ発信してくれたら嬉しいんだけど。


ちなみに、2019年7月11日に開催されたレジェンドゲームで投げていました。



まだ良い球投げているように見える。怪我が惜しまれる選手ですね。

あわせて読みたい


武内晋一についても同じように語っています。

👉ヤクルトスワローズの武内晋一 なぜ輝けなかった なぜ生き残れた

他にもスワローズについていろいろと書いていますので、よかったら読んでみてください。

👉カテゴリー:スワローズ

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