千葉ジェッツのコー・フリッピン(Koh Flippin ) カリフォルニア育ちの日本人がアメリカの大学を卒業して日本でプロ入り

投稿 2019年6月8日 更新 2020年2月6日

2019年6月7日、千葉ジェッツがコー・フリッピン(Koh Flippin )選手の獲得を発表しました。



190センチ75キロのガードの選手で、カリフォルニア育ちだけど国籍は日本。外国籍選手や帰化選手としてではなく、日本人選手としてのBリーグ入りとなります。


カリフォルニア育ちでUC Riversideに入学


高校卒業までカリフォルニア州のトーランスで育ったようです。日本国籍ということは日本で生まれたんでしょうね。いつからカリフォルニアに暮らしているかは不明です。

大学入学時のインタビューを見ると、プロのライターをやっているシングルマザーのお母さんに育てられたみたい。その動画を貼っておきますね。



トーランスはロサンゼルスの南にある街で、ホンダアメリカの本社があったり、2017年まではトヨタアメリカの本社もあったりして(現在はテキサスに移転)、日本企業も多く、日本人や日系人が多く住んでいる街でもあります。

そんなトーランスで育ったコー・フリッピンは、そのままロサンゼルス郊外にあるカリフォルニア大学リバーサイド校(UC Riverside)に入学。

スポーツではビッグウェストというカンファレンスに所属しています。カリフォルニア大学とカリフォルニアステート大学から8校が集まり、そこにハワイ大学が参加してできたカンファレンス。

西海岸だとPAC12というメジャーカンファレンスがあって、UCLA、UCバークレー、スタンフォード、USC、オレゴンなどの強豪校が集まっています。そこには届かない西海岸の選手達が進学するのがビッグウエストというイメージ。サンロッカーズ渋谷のコナー・クリフォードがビッグウェスト所属のUCアーバイン出身ですね。

そんなUCリバーサイドに進学したコー・フリッピン。2015年から18年まで3シーズンに渡ってプレーして、計49試合に出場しています。ただ、先発出場は3年間で8試合にとどまり、スターターの地位を掴むことはできませんでした。


ドエイン大学に転校


UC Riversideではポジションを掴むことができなかったコー・フリッピン。大学最終シーズンを前に転校します。

移った先はネブラスカ州にあるドエイン(Doane)大学。NCAAではなく、NAIAという小規模な大学のスポーツチームが集まる連盟に所属している大学で、レベル的にはNCAAから落ちるところ。とはいえアスリートの層の厚いアメリカですからね。このレベルの学校でも奨学金プレーヤーとなるのは狭き門だったりします。

選手の引き抜きを防ぐため、4年制大学間で転校すると1年間プレーできないというルールがあるのですが、学位を取得済みの場合、graduate transferと呼ばれ、すぐにプレーすることが可能になります。コー・フリッピンも転校後すぐにプレーしていますので、このgraduate transferとして転校したのでしょう。3年で卒業できるぐらいちゃんと勉強もしてたということですね。

転校直後に書かれた記事を見つけたのでリンクを貼っておきます。

👉Former NCAA Division I players find a home on Doane's basketball team

記事にある通り、レベルの高いNCAAからの転校生として期待されたコー・フリッピン。ドエイン大学では先発の座を掴み、30試合すべてに先発出場しています。

1試合あたり31分出場して13.8得点、5.1リバウンド、3.2アシスト、2.7スティールという成績。3ポインターは成功率25%、フリースロー成功率も七割を切るなど、シュートはあんまりって感じ。でもシュート成功率は45%で、切り込んでレイアップやダンクというプレーを得意にしているようです。

ドエイン大学でのハイライト動画があったので貼っておきます。




所属カンファレンスのHonorable Mentionにも選ばれています。オールカンファレンスには選ばれていないので、シーズン前の期待に応えられたと言えるのかどうかはなんとも言えませんが。

とはいえチームのアシスト王とスティール王にも輝いています。特にスティールは断トツ。ディフェンスでも期待できそうな選手だと思います。

苦労して見つけたスタッツを貼っておきますので、興味があったらご覧ください。ちなみにチームは9勝21敗と残念な成績に終わったようです。

👉Doane (Neb.) Season Statistics


Bリーグで成長中


ルーキーイヤーとなった今シーズンはここまで28試合に出場して1試合あたり14分台のプレー時間、5.4得点という成績。アメリカから来たということで注目されていた割には…という感じの数字でしょうか。

ただ、こんな記事もあるように、プロとしての自覚を持って日々努力を重ね成長しているみたい。千葉でスターターの座を掴む日も来るかもしれません。

実際に試合会場で観たことがありますが、練習で軽々とダンクを決めるなど、非常に高い身体能力を持っている選手。すでにウィリアム・ジョーンズカップで日の丸を身につけてプレーした経験もあり、日本代表にとっても期待の選手。これからの活躍に期待したいと思います。

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👉千葉ジェッツのニック・メイヨ(Nick Mayo) 惜しくもNBA入りを逃した逸材が日本でプロ生活をスタート

他にもサンロッカーズ渋谷を中心にBリーグに関する記事をいくつか書いています。


👉カテゴリー:サンロッカーズ・Bリーグ

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