2020年6月15日、B1リーグの島根スサノオマジックがペリン・ビュフォード選手との契約継続を発表しました。
【契約(継続)のお知らせ】#ペリン・ビュフォード 選手との選手契約が基本合意(継続)に達しましたので、お知らせいたします。
— 島根スサノオマジック (@susanoo_m) June 15, 2021
ビュフォード選手のコメントはこちら▶https://t.co/D5H0jz9Lyp#島根スサノオマジック pic.twitter.com/YwA0dPFEo1
まずどんな選手か見たい人は下の動画をご覧ください。ドライブで切り込んでいくようなプレーが得意みたいですね。スリーの精度も高そう。
コミュニティカレッジで腕を磨いてNCAAへ
アラバマ州で生まれ育ったビュフォード。高校時代からそれなりに活躍はしていたようですが、大学ではなくコミュニティカレッジに進学します。
HCの後を追って転校したりしつつコミュニティカレッジで2年修行した後、NCAA一部のミドルテネシーステート大学に編入しました。D1の学校からオファーを受けることができたわけで、コミュニティカレッジ進学は成功だったと言えそうです。
ミドルテネシーステートはConference USAというカンファレンスに所属している大学。アメリカ代表みたいな偉そうな名前ですが、マイナー校が集まっているカンファレンスです。南部の学校の中でSECやBIG12というメジャーカンファレンスから漏れた学校が集まっている印象。それでもD1の学校なのでレベルが低いわけではないですが。
そのミドルテネシーステートに3年生として編入して2年間プレーしたビュフォード。4年生のときにはカンファレンスチャンピオンとなってNCAAトーナメントに出場すると、一回戦で強豪ミシガンステートを破るアップセットを演じています。コミュニティカレッジからマイナー校に進学した地味な選手だったビュフォードでしたが、最後に一発大きな花火を打ち上げました。
ヨーロッパ中心に世界を転々
大学卒業後、ボストン・セルティックスのワークアウトに呼ばれたりもしたようですが、NBAドラフトにはかからず、イタリアの2部リーグのチームと契約してプロとしてのキャリアを歩み始めます。
イタリアで経験を積むと、1年後にセルティックスと契約してサマーリーグでプレーする機会も得ました。ドラフト前にもワークアウトに呼んでいたわけで、セルティックスはビュフォードに目をつけていたのでしょうね。ただ、サマーリーグでは目立った成績を残すことができず、NBAへの挑戦もそこで終了しています。
その後オーストラリアリーグのブリスベンと契約。日本代表の比江島がプレーしていたことでお馴染みのチームですね。比江島とビュフォードは入れ違いだったので一緒にプレーはしていません。
ブリスベンで平均16.2得点、8.1リバウンドと活躍していたビュフォードでしたが、シーズン途中で契約を解除してトルコに移籍しています。ブリスベンがプレーオフ進出を逃したことで気持ちが切れてしまったのか、「チームにコミットしていない選手を置いておけないから放出した」なんてリリースを出されてしまっています。
👉Daniel Kickert appears to take shot at Perrin Buford after Brisbane Bullets’ release of star import
トルコでプレーした後、さらにシーズンが残っていたプエルトリコに渡って6試合プレーしました。1シーズンに3つの国でプレーしたわけで、なかなか珍しい経験なんじゃないでしょうか。
その次のシーズンはロシアでプレー。ロシアは気に入ったのか、シーズンをフルにプレーしてオールスターに選出されるほどの活躍を見せています。ヨーロッパカップでも平均16.2得点をマーク。
でもそのロシアのチームも1年で退団して次は中国のチームと契約…したのですが、プレシーズンマッチ2試合に出ただけでシーズン開幕前に退団しています。何があったんでしょうね。情報がないのでよく分かりませんでした。
結局そのシーズンはスペインのチームと契約してプレー。でもそのチームもシーズン中に退団して、またトルコのチーム(2年前とは別のチーム)と契約して残りのシーズンをプレーしました。
そして島根と契約して日本へ。44試合に出場(先発は4試合)して1試合あたり26分台の出場時間で14.8得点という成績でした。他の外国籍選手との兼ね合いで先発機会は少なかったですが、きちんとシーズンを戦い抜いてチームに貢献しています。プレーオフに出られなくなってからも手を抜かずにプレーしてたし、島根は居心地がよかったんですかね。そんな島根でのプレーぶりが分かる動画を貼っておきます。
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