2018年7月27日、サンロッカーズ渋谷にライアン・ケリー(Ryan Kelly)選手が加入することが発表されました。
🏀選手契約締結🏀— サンロッカーズ渋谷 (@we_r_sunrockers) 2018年7月27日
■Ryan Kelly(#ライアン・ケリー)⁰身長:211cm⁰出身校:デューク大学⁰経歴: ⁰2013-2016ロサンゼルス・レイカーズ/NBA⁰2016-2017アトランタ・ホークス/NBA⁰2017‐2018CBセビージャ/リーガACB スペインリーグ1部
コメント👉https://t.co/knn31B6Tm3#サンロッカーズ渋谷 #NBA pic.twitter.com/RoEY3ap9E7
デュークからレイカーズと歩んできたエリート。これまでの経歴と日本でのプレーぶりなどをまとめてみたいと思います。
経歴
経歴は、デューク大学(2009〜2013)、ロサンゼルス・レイカーズ(2013〜2016)、アトランタ・ホークス(2016〜2017)、レアル・ベティス(スペインリーグ、2017〜2018)。サンロッカーズ渋谷(2018〜)
高校時代
ノースカロライナ州の高校でプレーしてその高校の通算得点記録を塗り替えると、最終年は高校オールアメリカンに選ばれる大活躍を見せてリクルーティングサイトでは同い年の高校生の中でトップ30に入る高い評価を受けました。
アメリカの情報サイトでは高校生を星の数で評価するのですが、バスケだとトップ30ぐらいまでの選手が5つ星と言われるエリート選手です。4つ星(トップ100ぐらい)でも十分エリートですが、5つ星は別格。
ケリーと同い年でトップ30に入る高い評価を受けていた選手だと、John Wall、DeMarcus Cousins、Lance Stephensonなどがいました。
デューク大学時代
カレッジは名門デューク大学を選択。バスケで毎年チャンピオン候補に挙がる強豪であり、学業面でも非常に優秀な大学です。バスケの奨学金プレーヤーだったとしても、高校時代の成績が悪いと入れない大学でもある。
監督は"Coach K"の愛称で知られるMike Krzyzewski。1980年からデュークの監督を務めて通算1100勝をあげ、全米チャンピオンに5回輝いている名監督です。されに北京、ロンドン、リオの3つのオリンピックでアメリカ代表の監督を務めて3大会連続で金メダルを獲得しています。
そのデュークで4年間プレーしたケリー。3年目と4年目はチームキャプテンを任され、さらに所属カンファレンスの中で学業面でも優れた実績を残した選手に与えられるALL Academic Teamに4年連続で選ばれています。
そんなケリーのデュークでのハイライトがこちら。動けて3ポイントも打てるビッグマンって感じですね。
ちなみに、デュークでの1学年下にはアーヴィングがいます。アーヴィングは1年でプロ入りしてしまったので、一緒に出た試合は少なかったですが。
レイカーズ時代
デューク卒業後、2013年NBAドラフトの二巡目(全体48番目)でロサンゼルス・レイカーズから指名されました。Anthony Bennettがカナダ人として初めて全体1位で指名された年です。
ケリーが指名されたときの動画がこちら。
👉そのときのケリーについてはこちらを参照
レイカーズでは3シーズンプレー。活躍した試合もありましたが、スターターの座を射止めることはできず、3年目の終わりに契約終了となりました。1年目の終わりにケリーを評価していた監督がクビになり、後任の監督のシステムにフィットしなかったいう不運もありました。
ただ、才能ある選手は1年で大学を中退してNBA入りしますからね。大学で4年プレーしたあとさらにプロで3年経験したケリーは当時すでに25歳。その年で確固たる地位を築けていなかったら居場所がなくなってしまう世界ということです。
サンロッカーズ渋谷でのケリー
【#Bリーグ】#アルバルク東京 との東京ダービーに負けはしたものの、 #サンロッカーズ渋谷 の #ライアンケリー は衝撃のBリーグデビュー!⚡️2戦連続25点以上を記録し、外からも中からも攻められる器用さを見せてくれました!#サクレ とのLAコンビも連携バッチリ👌🏻王者を最後の最後まで苦しめました💪🏻 pic.twitter.com/AvLhilEcND— スポニチ バスケ面担 (@SponichiB) 2018年10月7日
目の前でプレーしているところも見ていますが、さすがのプレーぶり。このレベルの選手のプレーを目の前で見ることができるのってすごいと思うんです。NBAを最前列で見ることなんて庶民には不可能ですからね。
ダンクするケリー |
リングにぶら下がる |
レイアップ |
ドリブルするケリー |
ジャンプシュート |
フリースローもうまい |
レイカーズ時代に3番で起用されたこともある器用な選手(NBAレベルでは通用せずに酷評されていましたが)。渋谷の得点源として欠かせない存在になっています。ハイレベルなプレーをこれからも楽しみたい。
2019-20シーズンはリーグ戦29試合に先発出場して1試合あたり32分14秒、22.4得点、7.4リバウンドという成績でした。外国籍3人でローテーションを敷いたため公式ランキングには入っていませんが、得点はガードナー、ファジーカス、サイモンに次ぐ4位に相当します。
2020-21シーズンはリーグ戦49試合に先発出場して1試合あたり28分24秒、21.1得点、5.4リバウンドという成績。怪我の影響で出場試合数が足りなかったため個人ランキング入りは逃しましたが、得点はニック・メイヨに次ぐ2位の相当する数字でした。
あわせて読みたい
チームメイトのマカドゥについても紹介しています。
👉 サンロッカーズ渋谷のジェームズ・マイケル・マカドゥ NBAチャンピオンを二度経験した男が青学に降り立つ
他にもマスコットのサンディーなど、サンロッカーズ渋谷を中心にBリーグをについても記事を書いています。
👉カテゴリー:サンロッカーズ・Bリーグ
ツイッターではバスケについて日々騒いでいます。