大阪エヴェッサのエリエット・ドンリー選手について

投稿 2020年5月18日 更新 2020年5月27日

2020年5月18日、Bリーグの大阪エヴェッサがエリエット・ドンリー選手の獲得を発表しました。



1996年12月11日生まれの23歳で、大学を卒業して新卒でBリーグ入りすることになります。198cm、91kgでポジションはスモールフォワードとパワーフォワード。外国籍ではなく日本国籍選手としてプレーします。


横須賀で生まれ、ハワイとバージニアで育つ


横須賀で生まれました。お父さんがアメリカ人、お母さんが日本人のようです。兄と姉がいる末っ子みたい。横須賀とハワイとバージニア州のアレキサンドリアという町に住んでいたことがあるようで、となるとお父さんが軍人だったんでしょうか。アレキサンドリアには国防省の施設があるみたいなので。

いつアメリカに行ったのかは不明ですが、高校の前半2年間(日本の中3と高1に相当)をホノルルで過ごし、バスケチームの主力として活躍したようです。そのあとバージニア州の高校に転校してそこでは所属カテゴリーのベスト5に選ばれるほどの活躍を見せています。

ただし、アメリカの高校スポーツはレベル別に分かれていて、ドンリーの高校は6ランクに分かれている中で6番目のカテゴリー。周りのレベルがそこまで高かったわけではなかったかもしれません。

高校卒業後はハワイに戻り、ハワイ大学マノア校に進学しています。ハワイ大学の中でも旗艦校にあたる学校で、スポーツチームはNCAA一部のビッグウエスト所属。…なんですが、ドンリーはハワイ大学のバスケチームではプレーしていなかったみたい。バスケ選手としてスカウトされたわけではなさそうですね。マノアは学業面でもハワイ州でトップの大学なので、スポーツ推薦でないとしたら学業面で優秀だったと言えそうです。


Chaminade(シャミネード)大学でバスケ選手として急成長


ハワイ大学マノア校で2年間を過ごしたあと、同じハワイ州にあるシャミネード大学に転校します。シャミネード大学はNCAA二部のPAC-Westというカンファレンスに所属している大学。

キャンパスを紹介している動画あったので貼っておきます。南国の長閑なキャンパスって感じですね。



シャミネードではバスケチームに入ったドンリーでしたが、ここでも奨学金プレーヤーではなくウォークオンとしての加入でした。そのシーズンのシャミネードバスケチームのパンフレットがネット上にあったので見てみたのですが、「6人の期待の新戦力が加わった」と言って6人紹介したあと、「他にもエリエット・ドンリーなどがチームに厚みを加えてくれる」と書かれていて、おまけみたいな扱い。実際、最初の2シーズンは控えであまり試合にも出ていません。怪我もあったようですが。

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ところが大学最後の年に急成長してシャミネード大学の主力に。平均26.8分の出場で12.4得点、5.8リバウンドという優れた数字を残しています。

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今年の2月のシャミネードのHCのインタビューでも、「ウォークオンから素晴らしい選手に成長した」と言われていますので、ここ1年で急成長を見せたようです。

実際のインタビュー動画も貼っておきますね。1分7秒から15秒ほどドンリーについて語っています。



去年の11月にハワイで開催されたMaui Invitationalというトーナメントでは、カンザス、UCLA、ジョージアというNCAA一部の大学とも対戦。

さすがに3連敗でしたが、ジョージアとは3点差の接戦を演じました。ジョージアはバスケよりアメフトという学校ではありますが、今年のNBAドラフト全体1位の噂もあるアンソニー・エドワーズという選手を擁していたチーム。そこと3点差だったわけで、シャミネードも決して弱いチームではなかったと言えそうです。

その前にカンザスとUCLAには大敗していますが、カンザスは全米チャンピオン候補に挙がり今年のNBAドラフトの一巡目で指名されそうな選手が2人もいたチームで、UCLAも西の強豪。これは仕方ないでしょう。UCLAにも今年のドラフト候補となっている選手がいて、さらにシャキール・オニールの息子が控えとしてプレーしていました(その後お父さんの母校であるルイジアナステート大学に転校)。

もちろんドンリーはその3試合にも出場して、UCLA戦ではチーム最多の10得点、8リバウンドをマークしています。NCAA一部の強豪にも通用していたのは楽しみな材料かもしれません。

その試合のハイライト動画を貼っておきます。UCLA目線なのでボコボコにやられているように見えてしまいますが。白いユニフォームの3番の選手がドンリーです。




Bリーグでどれだけやれるか


この選手がBリーグでどれだけやれるか楽しみです。去年アメリカの大学から直接Bリーグ入りした選手だと、ニック・メイヨ、ニック・パーキンズ、テーブス海、コー・フリッピンがいます。

外国籍の2人は別格、テーブス海もNCAA一部で活躍していた選手であることを考えると、NAIAでプレーしていたコー・フリッピンがレベル的に近いでしょうか。NCAA一部のUC Riversideで奨学金プレーヤーだったフリッピンとも、高校卒業時点ではだいぶ差があったと思いますが、ドンリーが大学で急成長したのでしょう。

そのコー・フリッピンは新人ベスト5に選ばれ日本代表も経験しました。昨シーズン西地区で首位だった大阪で揉まれて成長すれば、ドンリーも新人王争いに加わったり日本代表候補に入ったりしてくるかも。

インサイドでのプレーも期待されているようですが、琉球の満原と身長が同じなのに体重は20kg軽く、アイラ・ブラウンより5cm高いのに16kg軽いのを見ると、フィジカル面を強化する必要はありそう。体格的には島根の杉浦(196cm、95kg)と近い。

上にリンクを貼った大学最終年のスタッツを見ると、スリーポインターは29試合で28本しか打っていないので、シューターという感じでもなさそう。フリースローは上手いみたいですが。外も中もこなせる器用な選手って感じなのかな。さっきのUCLAとのハイライト動画の中でも、ドライブで切り込んでいくシーンがありました。そのあとブロックされてしまっていたけど、ああいうプレーが得意なのかもしれないですね。

上にリンクを貼ったプロフィールページを見ると、日本語は流暢と書かれているし、日本での生活に不安はないんじゃないかと思います。ハワイと大阪のギャップはあるかもしれないけど。Bリーグでどんなプレーを見せてくれるか楽しみです。


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