東京ヤクルトスワローズの濱田太貴選手について。2000年9月4日生まれの20歳(高卒3年目)とまだ若いのですが、将来が楽しみな選手です。
明豊高校で強打者に成長
福岡県北九州市で生まれ、大分県にある明豊高校に進学します。2001年に別府大学附属高校と明星高校が合併してできた高校で、卒業生にはソフトバンクホークスの今宮が。
2年の夏に甲子園に出場すると、3試合で打率6割、ホームラン2本を含む9安打を放つ活躍を見せ、チームがベスト8に進出する原動力となりました。
そんな甲子園での活躍ぶりをまとめた動画を見つけたのでリンクを貼っておきます。
さらには高校時代の濱田についてこんな記事も。
👉甲子園でうまくなる明豊の2年生スラッガーに、ソフバン柳田も熱視線
高校の先輩である今宮やそのチームメートである柳田からも高く評価されていたわけですね。
👉濱田 太貴(明豊)ミレニアム年代の主砲が語る「理詰めの長打論」
こちらの記事では「ミレニアム世代の主砲」と紹介されています。同世代の中でも注目のスラッガーだったみたいですね。
3年生のときは甲子園出場を逃してしまいましたが、高校通算45本塁打の強打者として注目を集め、2018年のドラフトでスワローズから4巡目で指名されてプロ入りを果たしました。将来のクリーンアップ候補として高く評価されていたようです。
大阪桐蔭の根尾と藤原、報徳学園の小園という3人の高校生に1巡目指名が集中したドラフトです。他にも金足農業でフィーバーを起こした吉田輝星(日ハム)と天理高校の太田椋(オリックス)が1巡目で指名されています。横浜高校の万波(日ハム)や大阪桐蔭の柿木(日ハム)なんかも有名だったでしょうか。
スワローズでの同期としては、清水昇(國學院大)、中山翔太(法政大)、市川悠太(明徳義塾)などがいます。
高卒ルーキーながらイースタンリーグで活躍、1軍デビューも
1年目からイースタンリーグで打率.254、8本塁打、OPS.709をマーク。これは高卒1年目の選手としてはかなり優秀と言っていい数字のようです。ドラフト同期の中山(こちらは大卒なので4歳歳上)が打率.267のOPS.726だったので、そこまで差がない数字ということに。その中山は1軍で5本のホームランを放っています。
👉ヤクルト・浜田太貴 勝負強い未来の主軸/待たれる一軍デビュー
2軍とはいえ高卒1年目からクリーンアップを任されていたわけで、期待されていたのでしょう。三振もチーム最多ですが、それだけフルスイングしていたということでもあるんじゃないかな。身長177cmというのはプロ野球選手としては大きい方ではないし、体格を補うだけのスイングが必要なのかもしれません。
さらに9月には1軍で1番レフトで先発出場する機会も。1軍では5打数ノーヒットに終わってしまいましたが、貴重な経験を積んだはず。オフには台湾で開催されたアジア・ウィンターリーグにも派遣されています。目立った成績は残せなかったようですが、とにかく1年目ですからね。すべてが糧になるはず。
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若気の至りか、こんなことも。まあ、将来大物になれば笑い話になるからね。このハートの強さはプラス材料かもしれないし。
2年目に初本塁打を記録
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貪欲な姿勢の選手っていいですよね。才能の集まるプロの世界で上に行くには、こういう姿勢が大事なんじゃないかなって思います。
👉19歳ヤクルト・浜田がベテラン石川撃ち!今後の1軍帯同決定
コロナの影響で開幕が遅れていた間にも成長を続けていたのか、活動再開後の紅白戦で石川からホームランを打ってアピールに成功すると、そのまま1軍帯同の切符を掴みました。
👉ヤクルト2年目浜田が巨人菅野からプロ初安打
そして8月に早くも1軍で出番を得てプロ入り初安打を放ってしまいました。その次の打席でもヒットを打って、菅野から2安打。これは自信になったはず。
もちろんまぐれではなく着実に成長している証。イースタンリーグでは1年目の半分しか試合に出ていないのにホームランの数では上回っているわけで、プロの世界でホームランを打つ方法論を身に付けてきているのかもしれません。